この作品では、画面中央に存在する一点の「核」から、エネルギーが波紋状に拡張していく構造が描かれています。
中心部には、創造の起点とも言える密度の高い粒子が集積し、そこからリズミカルな曲線を描きながら層を成して広がっていきます。
重なり合う波紋は、時間・経験・意識の段階を示し、それぞれが独立しながらも全体として調和したリズムを保っています。
色彩の変化は、内側から外側へと向かうエネルギーの質の変容を表し、創造が固定されたものではなく、常に更新され続けるプロセスであることを示唆しています。
粒子一つひとつは、可能性や選択の象徴であり、無数に存在しながらも中心とのつながりを失うことはありません。
視線は自然と中心へ、そして再び外側へと導かれ、鑑賞者自身の意識もまた、内省と拡張を繰り返す流れへと誘われます。
本作は、空間に「循環」と「拡張」のリズムをもたらし、新しい発想や創造的思考を呼び覚ますための一枚として制作されました。